ストーカーティーチャー cLAzy for YOU...


「・・・気持ちワルッ」

少年はパタンと音を立てて携帯を閉じる。


ガシャッッ


「何が『守る』だよ!!
そんなのテメェの自己満に決まってんだバカ!!」


投げ付けられた携帯は真っ二つに割れていた。



「ムカつくんだよ・・・。」



「光ー?」

「んっ何?」

少年はいきなりドアを開けて来た姉に慌てた。


「どうしたの?凄い音聞こえたけど」

「別に?なんにも?」


少年は投げつけた携帯を本性を隠すように隠した。

「そ。なら良いけど、私明日から出張なのよ。先にお風呂入るわね。」


「うん。どーぞ?」


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