ストーカーティーチャー cLAzy for YOU...
#4
琉花と出会ったのは11年前の夏のことだった。
「大輔ー!一本!!」
蒸し暑い夏の道場で先生のでかい声が響き渡る。
「凄いぞ大輔ぇぇ!!
高校生倒すなんてなかなかだなぁ!!
さすがだなぁ!!」
先生は余計なことをベラベラと相変わらずでかい声で喋り出した。
クーラーもない暑い道場が周りの目つきにより冷たくなっていることに気付いていないのだろうか。
いや、それともわかっているからこそなのか。
まぁ、いい。
こんなのいつものことだから。
「いやー、この調子だと全国優勝も夢じゃないなぁー。」
この男は・・・
空気読んでても読んでなくてもうるさい・・・
「なぁ大輔ぇ!何か言えよ」
「イタッッ」
ぽんっと叩かれたズキッと肩に猛烈に痛みが走った。
「いっ・・・・」
あまりにも痛く、俺はしゃがみ込んでしまう。
「おぉ・・・悪い大輔・・・。大丈夫か・・・?」
心配してくれる先生とは違い、周りの奴らはいいざまだと目で笑う。
まるで円になって囲まれてるようだ。
「なんか怪我してるのか?だったら・・・」
「いや、いいです。もう帰ります。失礼します。」
「あぁ・・・そう。」
ただの同情に過ぎない先生の優しさがうっとうしい。
だから俺は冷たくあしらって、さっさと帰った。
「大輔ー!一本!!」
蒸し暑い夏の道場で先生のでかい声が響き渡る。
「凄いぞ大輔ぇぇ!!
高校生倒すなんてなかなかだなぁ!!
さすがだなぁ!!」
先生は余計なことをベラベラと相変わらずでかい声で喋り出した。
クーラーもない暑い道場が周りの目つきにより冷たくなっていることに気付いていないのだろうか。
いや、それともわかっているからこそなのか。
まぁ、いい。
こんなのいつものことだから。
「いやー、この調子だと全国優勝も夢じゃないなぁー。」
この男は・・・
空気読んでても読んでなくてもうるさい・・・
「なぁ大輔ぇ!何か言えよ」
「イタッッ」
ぽんっと叩かれたズキッと肩に猛烈に痛みが走った。
「いっ・・・・」
あまりにも痛く、俺はしゃがみ込んでしまう。
「おぉ・・・悪い大輔・・・。大丈夫か・・・?」
心配してくれる先生とは違い、周りの奴らはいいざまだと目で笑う。
まるで円になって囲まれてるようだ。
「なんか怪我してるのか?だったら・・・」
「いや、いいです。もう帰ります。失礼します。」
「あぁ・・・そう。」
ただの同情に過ぎない先生の優しさがうっとうしい。
だから俺は冷たくあしらって、さっさと帰った。