ストーカーティーチャー cLAzy for YOU...

・・・出た。


俺がこの世で1番嫌いな女。

「じゃぁ、京香さんは母さんにお帰りなさいと笑っていえるのですか」


「なっ・・・。」


女は作り笑顔から一気に顔を崩した。

俺の口元は思わず歪んでしまう。

「変なことを言うんじゃありませんよ!」

女は怒りで不細工になった顔を隠すかのようにきびすを返していった。

俺にマニュアル通りの挨拶をする手伝い人も黙って女についていく。

ざまーみやがれ。








「京香様・・・」

「なに!?」

「良いのですか、あんな生意気な口聞かせておいて。」

「いいのよ。どうせあいつはババァの子供、つまり花園家のゴミ。
言わせておけばいいのよ。」

「そうですか・・・。でも京香様。」

「なに。」

「しわ、増えました?」

「・・・・・。」

「そんなんじゃぁババァに隆介さん取られちゃいますよ。」


「・・・・・・・・・もう下がっていいわ。

私はちょっとやることあるから。」

「・・・はい。」



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