ストーカーティーチャー cLAzy for YOU...


・・・もー。

うるさい・・・。

署名活動するんならするで決定して早く終わらしてよ・・・


なぜかクラス委員長になってしまった私は

生徒会の会議に出なければならなくなって

しまいました。


なんか同じ学年の中津さんとかいう人はうるさいし・・・


もー・・・

早く帰らしてよ。


もうただの会話じゃない・・・


「それじゃぁ改めてー。秋祭り存続署名活動に賛成する人ー」


でも秋祭りかぁ・・・

懐かしいなぁ・・・


ちょっと寒くなってきた時期に

お兄ちゃんに連れていってもらったなぁ・・・


人混みが苦手な私のために

神社の階段を登って・・・


あっ・・・神社・・・。


「ねー、あなた大丈夫?」

「えっ・・・。」

「どーしたの?さっきもずっと下向いてたし。
気分悪いとか?」

「えっ・・・と。」


周りを見たら皆ぞろぞろと帰っていた。

どうやら私がぼーとしてる間にちょうど会議は終わったみたい。


「だ・・・大丈夫ですっさ・・・さよなら・・・」

何故か心配してきて話しかけてきた中津さんから目をそらして

出口に一目散に向かった。



「ヘタレ増田先輩。あの子べつに何にもないって。」

「そっそ〜?良かった〜」

「もー。自分で聞かないと意味ないですよ。あの子のこと好きなんでしょ?」

「えっ!?べっつにぃ」

「きっしょ。中二病じゃねぇか。」

「遼まで!ただちょっと可愛いから気になっただけだしぃ」

「確かにあの子可愛いですよね〜乳もあるし〜。」

「えっ!?そうなの!?」

「やめろお前ら。」

「でもあの子、内気なせいか友達いないしぃ。千原先生と付き合ってるっていう噂もありますよ」

「えぇ!?」

「残念だな増田。身長からして負けてんじゃーん。」

「うるさーい!っていうかそんなの絶対デマ!内気なあの子が先生とイケないことできるか!」

「やめろ増田」

「でもぉ、千原先生結構優しいし・・・。」






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