ストーカーティーチャー cLAzy for YOU...

第１章

＃１

「それでは・・・
まだ決まってない人・・・」

玉木。
お前だけだょ。
文化祭の役割決まってないの。

「た・・・玉木さん。
起きて下さい・・・。

ﾛﾝｸﾞﾎｰﾑﾙｰﾑだからって寝やがって・・・

役割りも決めて無ぃくせに



「先生ぇえぇ！！」

「なんだよ。」

放課後。

琉花が泣きながらやってきた。

「なんか急に文化祭の看板任されちゃぃましたぁあぁ〜〜・・・」

「さっきﾛﾝｸﾞﾎｰﾑﾙｰﾑでお前が寝てる間に
決まったことだｹﾄﾞ。」

「なっ！！聞いてませんょ・・・」

「泣くなよそんくらいで・・・。
昨日の夜なにしてた」


「私、絵とか塗るのとかﾒﾁｬﾒﾁｬ苦手なんです・・・
ペンキで色塗り直すのもなんか出来ないし・・・」

「・・・あぁ、あれはなかなかのできだったな」

「ぇ・・・？幼稚園の頃の話ですよ」


「・・・それで。」

「それでぢゃ無いですょ・・・・。
どうしよう先生・・・。

変な看板作ったら皆怒るよね？」

「看板って言っても。

サイズも小さいし。」

「先生書いて下さい。」

「嫌だ。」

「ぢゃぁ手伝って下さい！」

「自力でやれ」

「・・・まだ怒ってるんですか・・・。

あたし・・・先生に嫌われるようなことしちゃったんですか？」



「・・・部屋くらぃ貸してやってもぃいけど。」

「ぇ？」

「どーせ今日済ませるだろ。
ほら、弁当食ってる部屋で書いたらぃいじゃん。」

「ほ、本当ですか・・・？」

「ぉう。
だから、ペンキとか持って来いよ。

待ってるからさ。」

「わかりました！
ぢゃぁ持ってきます！」

はぁ…なに自分から二人っきりになるように仕込むのか…