ストーカーティーチャー cLAzy for YOU...
「へー、ここが
いっつも使ってる部屋ねー。」
せいぜい五畳くらぃのせまい部屋だ。
ここはもともと、
玉木が適当に
活動もしない
同好会を立ち上げて
『部室』とぃぅ名目で
この部屋を
まるで自分の家のよぅに
使っていた。
「だけど、俺に見つかってな。
ァイツここで菓子とか食ってたから
それをチクんなぃ代わりに、
俺がこの部屋の所有権握ったわけ。」
「へー、だから鍵は先生が持ってんだ。」
・・・って。
「こんな事聞いてどうする。」
警戒してる俺とはうらはらに、
邦是は壁側にあるソファーに腰かけた。
「別に
ただなんかゃらしい事する専用の部屋だったら
面白いのになって。」
「いい加減にしろよ。」
「まぁまぁ、そう怒るなよっ。
それにそんなに警戒しなくても大丈夫。
今は何にも持ってないから。」
邦是が不気味に笑う。
「嘘つけ。
何人も人を殺してるお前が、
手ぶらなわけ無いだろ。」
「・・・ぇへへ。大輔にはいっつも見破られるよねぇ」
・・・。
コイツは・・・。
本当に怖い。
「でも大丈夫。先生はまだ殺さない。
たっぷり利用してから殺すから。」
そしてまた笑う。
「・・・絶対に殺させない。」
「そう。
まぁ、今は殺さないから。
よいしょっ」
邦是はソファーから立ち上がる。
コィツは、はたから見ると
ただのきゃしゃな
高校生にしか見えない。
けれど、実際は
違う。
「あっ。
あと1つ〜、言い忘れてた。」
「・・・なんだ。」
「ここ、出て行け」
「は?」
「琉花ちゃんと二人っきりになりたっ・・・」