女装彼氏。短編
あたしが叫ぶと、マオはウザったそうにこちらへ振り返った。

「飴玉の分際で、喋るな。」

そして、意味不明発言をした後に、再び前へと歩きだす。

「はぁ!?飴じゃないし!あたしは、雨浬!」

あたしの話なんてまるで無視なマオの背中に向かって、大声で叫ぶ。

…反応なんて、あるはずもなかった。

もう!

なんであんな奴が[可愛い]のよ!

「こんの…変態女装趣味やろー!!!」

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