女装彼氏。短編
②それあたしのなんだけどぉ~…
―…路上チュウのせいで顔が暑いあたしは、結局、その熱が冷めることなく教室に着いた。
「真緒~、おはよ☆」
「また服のこと教えてぇ~♪」
…教室の扉を開けた途端、この黄色い歓声。
みんな、マオが男だって知ってるはずなのに。
女装好きな変態男子だって知ってるはずなのに。
…なにより。
「あたしたちが付き合ってるの知ってるくせに…。」
なんでみんな、可愛いマオにメロメロなんですか!?
しかも、マオはなぜ笑顔でその輪の中に入る!
「真緒~、おはよ☆」
「また服のこと教えてぇ~♪」
…教室の扉を開けた途端、この黄色い歓声。
みんな、マオが男だって知ってるはずなのに。
女装好きな変態男子だって知ってるはずなのに。
…なにより。
「あたしたちが付き合ってるの知ってるくせに…。」
なんでみんな、可愛いマオにメロメロなんですか!?
しかも、マオはなぜ笑顔でその輪の中に入る!