女装彼氏。短編
面倒くさくなって、机に伏せながらそう口にした。

すると2人は、信じられない、サイテー、と言って去って行く。

どっちが最低か、よく考えろ~って感じ。

はぁ、と深めの溜息を吐いて、目を閉じたときだった。

急にあたしの周りだけ、太陽の光が遮断される。

不思議に思って顔を上げようとすると、マオの声が聞こえた。

「アメ、屋上行く?」

驚いて顔をあげると、パッと現れた、美………女って言うのかな。

「気分転換付き合ってくれる?」

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