君と私の一週間
えーと。
何処で見たっけ?
金髪に・・・蒼色の目・・・
あれ?神谷瑠羽・・・先輩?
えっ、そう考えたら似てるんだけど・・・

「あんたさー」
「は、はい?」
「うちの一年の笹神愛莉だろ?」
「やっぱ、り・・・神谷瑠羽先輩?」
「俺のこと、知ってんだ?」
「あれだけ、騒がれてたら、知らない人はいませんよ・・・」

やばい・・・
本当に神谷先輩だよ
私が大嫌いで皆が大好きな
神谷先輩が従兄妹だったなんて・・・
むっちゃ知ってた!
バスケ部で一緒だった!
最悪・・・地獄だよ

「あんたも、結構知られてんぜ?可愛い一年がいるってな」
「かわ、可愛い・・・!?そんなこと、ありません!絶対に!」

全力で否定したら先輩に笑われた
何でぇ・・・


「ここ、あんたの部屋だから。好きにつかってくれていいよ」
「ありがとうございます」

家具はうちから運んでもらった
黒をメインにしたモノクロ系

「あっ。飯、つくってよ」
「・・・はい」

そう最後に言って先輩は階段を降りていった
本当に、男の人って苦手
てか・・・大嫌い
あんな奴ら、滅びたらいいのに

「荷物整理、しよ」





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