涙色のlove story



「藤本さん、目が覚めましたか?」



そこには白衣を着た一人のおっさん。




「え、はい・・・」





「今日藤本さんには仮入院を
 明日までしていただきます。

 調子がよければ、そのまま退院ですので
 ご安心ください。」




仮入院とか・・・だる・

だって、携帯いぢれないんしょ?




「携帯は残念ながら病室では使用できません。
 病室を出たすぐに携帯を使用できる場があるので
 そこを利用してください。」




そして、白衣のおっさんは
病室を出て行った。





「耀介~、なんであたし入院なワケ?!
 超意味不なんだけどΣ」




耀介に駄々こねてみる。





「俺だってわかんね~よ。
 んな馬鹿元気なお前が入院ってよ!笑」





「うっわ、なにそれ!
 もう耀介なんて、知~らないっ!!」





「冗談だって。
 俺そろそろ帰るわ!じゃーな。」




耀介はあたしに軽くキスをして

病室を出て行った。






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