素直になれば


「でも、あたしも部員になりたいんです。できることならやりますよ♪」




逆井先輩に笑いかけた。




「里愛ちゃん?」




逆井先輩を見つめて、首を傾げた。




「とりあえずバッシュは、届かないでしょ?ほら。こっち来い。」




そう言って逆井先輩はあたしの手をひいた。




ドキン…。



その瞬間あたしの胸が高鳴った。




「よっ」と言いながら、簡単にみんなのバッシュを取って、あたしの方を見て、ニッと笑った。



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