素直になれば
癒し*里愛*
止まっていた電車がやっと動き出したらしく、徐々に教室が賑やかになっていった。
それでも、あたしと茉奈のガールズトークは止まらない。
「あのねっ!」
あたしが話を持ち出そうとしたとき、ケータイが振動したのがわかった。
新着メールを開いて見ると、逆井先輩からだった。
『さっき沙那と話せた
色々とサンキューな!』
『いえ、あたしも嬉しいです☆』
そう返信をした。