素直になれば
今日は終業式だから、授業はなく、体育館に集まる。
いつもより少ない日程だけど、いつもより長い話し。
でも先生たちの話す声はあたしの睡眠薬には充分すぎた。
でも、秀に頭を突かれたり、二人で喋ったり、茉奈とお喋りしていると睡眠時間は物足りなかった。
それでも、楽しく終業式の時間を過ごせてた。
ろくに話しなんて聞かないうちに、あっという間に終業式が終わった。
「暑かった〜!」
「でも、もぉ夏休みだよ!部活ない日、遊ぼうね♪」
浮かれ気分になりながら、逆井先輩のクラスに向かった。
「秀、お弁当のこととか聞いてくるから待ってて♪」
でも、何故だか少し緊張した。