LoveForever
――――――下校時間まで、あと20分です。
      速やかに下校の準備をしましょう。


放送が鳴って、焦る私。
どうするのが1番いいのかがわからなくて。

1番の友達の梨紗と一緒に、
下駄箱の隣にあるベンチに座って、
さっきあったことを私は梨紗に話した。

梨紗は、何も言わずに、
背中をさすってくれた。

思わず、涙がこぼれそうになる。


でも、私は泣かなかった。



翔馬に、泣いたのがわかる顔で、
告白したくなかったから。







そして、私は、下駄箱に近づいてくる
翔馬に、声をかけた。


< 15 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop