横顔
保健室をでて
何かに引き寄せられるかのように
屋上へと走った
タイソン・ゲイにも負けないぐらい走った
 
ダッダッダッダッ ガチャ
 
武『桜…』
 
俺にとっての1番はやっぱり桜だとおもった
 
桜は一人で泣いていた
太陽の光りは
雲のすきまから
桜を照らしていた
照らされている
桜の泣いている横顔に
胸が痛くなった。
俺は桜に抱き着いた
 
 
が、しかし
 
桜『なに?やめてよ!きもいって』
 
武『えっ!?』
 
桜『だからやめろって!』バキッ
 
俺は桜にグーで殴られた
 
桜『なに勘違いしてんの?私が好きなのは満君だから』
 
武『……?』
 
ガチャ
夏美『私も満君だから』
 
ガチャ
春美『私も』
 
武は疑問がいっぱいだったなぜ桜は泣いていたのか
春美はなぜキスしてきたのか
武『わけわかんねぇよ!なんで泣いてんの?なんでキスしてきたの?』
 
桜『テスト0点』
春美『躓いての事故』
 
武『えぇぇー』
 
満『…………ドンマイ』
 
 
こうして俺の初恋は悲しく幕を閉じた
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