誠-巡る時、幕末の鐘-



ちなみにこれを訳すと




君達、そんなに元気が有り余ってるなら報告書や始末書の一枚や二枚や百枚や千枚、すぐに書けるよね?


書かせてあげようか?


それとも大人しく影のようにしてる?




だ。


もはや、この場にいるのすら危ぶまれる扱いだ。


これで本当にミエが好きなのかというと




本人曰く……好きな子ほど崖から突き落としたくなるでしょ?




という故事をとんでもなく変更したお言葉が帰ってきた。




フフン




レオンの言葉にミエは勝ち誇ったかのように鼻で笑った。




「ジャジャーン! 残念でした〜。許可証ならもらいました〜」




なんとも、レオン相手に命知らずな言い方を。




「そう。良かったね。せっかくだから、誰か相手をしてあげて? そのためにもらってきたんでしょ?」




ニッコリと笑い……




「よもや、ここいらの妖に喧嘩ふっかけに行くとか……ここからだと……鞍馬天狗に勝負を挑みにいくため……とか言わないよね?」




ギックゥッ




「ドナタカ、オアイテヲオネガイデキルカシラ?」




挙動不審もここに極まれり。



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