誠-巡る時、幕末の鐘-
「ふがふが!!」
「おめぇが口開いたら、ろくなことにならねぇ」
そのまま警護地に向かった。
「僕達の知名度もまだまだですね」
「これから天下に轟かしてやるさ」
隣に立つ沖田に鼻で笑って返した。
「そろそろ手離したらどうです??奏ちゃん、すごい睨んでますよ??」
沖田の言葉に下を向くと、奏が般若のごとく睨んでいた。
「悪い悪い」
「ま〜ったく思ってないだろ!!?」
「これが終わったら甘味おごってやるよ」
「よし。警備をするぞ」
ようやく奏の扱いに慣れてきた。