誠-巡る時、幕末の鐘-
奏と響が部屋に戻った後の大広間での会話。
「奏、ありゃ相当怒ってたぜ?」
「どうすんだよ、土方さん」
「てめぇらだって、試合やりたがっただろうが」
「でも、名指しで言われたのは土方さんだけですよ?」
「トシ、謝った方がいいんじゃないか?」
こんな会話が幹部の中でされているのである。
他の隊士達が奏を畏怖の目で見るのは仕方ないことだろう。
何気に責任全部を押しつけられたことに顔をしかめる土方だった。