恋愛講習-赤点常習犯と初受講生-
【天城静瑠】
ここは陽翔が通う公立校。
何か突出したものもなく良くも悪くも普通の高校である。
今日は4月4日。
始業式である。
陽翔は始業式の前にクラス替えが書かれた掲示板の前にいた。
「えーと、俺は3-Bか。他の奴はっと…。」
ドンッ!!
「よっ。」
陽翔が友達がどのクラスになったか探していると後ろからタックルを仕掛けられた。
「イテッ!!いきなり何すんだよ咲。」
「聞いたよ!!昨日も見事にフラれたみたいじゃん。」
「……悪かったな。」
「いやいや、悪い事ではないって。ウチは儲かってるしね。」
咲はグーサインを出した。
「また賭けしてたのかよ…。」
「勝てる勝負はしないと損でしょ。って事で500円貰うよ輝久。」
「これで10連敗かよ。そろそろ勝ってくれないと破産してしまうよ俺…。今までの分を取り返そうと大穴狙ったのに相変わらず駄目だったか。」
「そんな当たらない大穴狙うより確実に当たる本命でコツコツ稼いだ方が賢いって。ま、2人共本命にしたら賭けにならないけどな。」
何か突出したものもなく良くも悪くも普通の高校である。
今日は4月4日。
始業式である。
陽翔は始業式の前にクラス替えが書かれた掲示板の前にいた。
「えーと、俺は3-Bか。他の奴はっと…。」
ドンッ!!
「よっ。」
陽翔が友達がどのクラスになったか探していると後ろからタックルを仕掛けられた。
「イテッ!!いきなり何すんだよ咲。」
「聞いたよ!!昨日も見事にフラれたみたいじゃん。」
「……悪かったな。」
「いやいや、悪い事ではないって。ウチは儲かってるしね。」
咲はグーサインを出した。
「また賭けしてたのかよ…。」
「勝てる勝負はしないと損でしょ。って事で500円貰うよ輝久。」
「これで10連敗かよ。そろそろ勝ってくれないと破産してしまうよ俺…。今までの分を取り返そうと大穴狙ったのに相変わらず駄目だったか。」
「そんな当たらない大穴狙うより確実に当たる本命でコツコツ稼いだ方が賢いって。ま、2人共本命にしたら賭けにならないけどな。」