晴れのち、雨模様
ガラッ!!

開いた口がふさがらないとは、このことだ。

目の前に立っている転校生は、幼い頃面影が残っている黒崎那智そのものだった。

「じゃあ自己紹介を頼む。」

「黒崎那智です。昔は、この地域に住んでいました。よろしくお願いします。」

「「キャアー!!!」」

悲鳴にも似た歓喜があがる。

それもそうだろう。
背は、180cmぐらい。人が良さそうな雰囲気。そしてあの顔立ち。

モテないほうがおかしい。

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