Яё:set



俺はPCを操作しセーブ画面を出した。




ボタンをクリックすると画面が切り替わる。




“セーブを実行しますと、そこまでの状態が記録されます。


残り回数/1回


実行しますか?”




俺は迷わず《実行》をクリックした。




─カチッ…!




一瞬照明が切れ闇に包まれた。




─…ガサガサッ!




「…!?…」




─カチッ…!




また照明がついて元の状態に戻る。




し~んと静まり返る室内…。



だがさっき確かに何かの気配を感じた。



五感を研ぎ澄ます。



…気のせい…?



ふぅと息を着いてPC画面を見る。




何事もなかったかのようにカウントダウンしている。



さっきと違うのは《セーブ》の項目が実行出来なくなっている事くらいだ。




「よし…とりあえずこれで約4時間の余裕が出来たはず。」




余裕があるというだけで気持ち的にも楽になる。



俺は手にしてドライバーを弄びながらそれが使えそうな場所を探した。




< 14 / 146 >

この作品をシェア

pagetop