Яё:set
俺はPCを操作しセーブ画面を出した。
ボタンをクリックすると画面が切り替わる。
“セーブを実行しますと、そこまでの状態が記録されます。
残り回数/1回
実行しますか?”
俺は迷わず《実行》をクリックした。
─カチッ…!
一瞬照明が切れ闇に包まれた。
─…ガサガサッ!
「…!?…」
─カチッ…!
また照明がついて元の状態に戻る。
し~んと静まり返る室内…。
だがさっき確かに何かの気配を感じた。
五感を研ぎ澄ます。
…気のせい…?
ふぅと息を着いてPC画面を見る。
何事もなかったかのようにカウントダウンしている。
さっきと違うのは《セーブ》の項目が実行出来なくなっている事くらいだ。
「よし…とりあえずこれで約4時間の余裕が出来たはず。」
余裕があるというだけで気持ち的にも楽になる。
俺は手にしてドライバーを弄びながらそれが使えそうな場所を探した。