Яё:set
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ………あぁ…また…」
“またやってしまった…”
いつもこうだ。
気付くのは全て壊した後で、後悔の念に苛む。
頭の中のオレが“だから止めろと言ったじゃないか”と俺を責める。
「違う…違うんだ!!…俺じゃない…」
“お前だ。お前がやったんだ”
「違う!!!!…なんで皆信じないんだ!!」
俺の意思とは関係なく起こる破壊衝動を誰も理解してくれなかった。
一時期はカウンセリングにも行ってたんだ。
でも結局カウンセラーですら俺を理解してなかった。
…だから…だから俺はあらゆる人との関わりを絶った。
なのに今は“助けて”と自分じゃない誰かに助けを求めている。
「ふ…ふふ…はははははは!」
失笑しながら目からは止めどなく涙が溢れ、いつしか俺は嗚咽を漏らしていた。
…もう…嫌だ…!