Яё:set
それをクリックすると、どこかのチャットルームにリンクした。
“お問い合わせ内容を書き込んで下さい。”
私は一抹の期待を胸にコメントん書き込む。
“運命の選択をしたのに結局運命が変わりません。どうして?”
“選択肢を変えたからといって、必ずしも貴方の望んだ運命に辿り着けるとは限りません。辿り着けないのもまた、《運命》なのです。”
“では、このゲームはどうしたらクリアになるんですか?”
“本ゲームは恋愛シミュレーションです。クリアはありませんが、何通りものエンディングがあります。”
…クリアがない…?
って事はベストエンディングを出せば良かったのか…
今更それに気付いてももうどうする事も出来ない。
どの道私にはベストエンディングに辿り着けなかったのだから…。
完全に私の負けだった。
悔しかった。
その悔しさは怒りとなって私を支配する。