夢幻-ゆめまぼろし-

「部活何する予定?」


「帰宅部。」


「この学校は
部活強制なんだよー?」


え、
そうなんだ。


「バレーのマネージャー
やってみない?」


「あ...ごめん、
球技はちょっと。」


「えーそうなのー?
うぅーんとね、じゃあ
写真部はどう?」


「写真?」


「そうそう。
あの部活、超楽なんだってー。」


面倒なことは
したくないしなー
と思い、
とりあえず、
写真部に見学に
行くことにした。


本当はマネージャーでも
別によかったんだけど、
突き指防止のために
球技を禁止されていた
昔の癖で、
つい断ってしまっていた。


< 14 / 28 >

この作品をシェア

pagetop