夢幻-ゆめまぼろし-
~放課後~

私はおすすめされた
写真部の部室に
向かった。


「あの、すいません...」


ノックをしても返事がないので、
ドアを開けて
中に入ってみる。


真ん中にある机には
たくさんの写真があり
眼鏡をかけた人が
一生懸命に写真を見つめていた。


「あの、すいません。
入部希望なんですけど...」


「あぁ、ごめん。
ちょっと待って。」


眼鏡の人は、
眼鏡をクイッっとあげると
もう一度写真を
見つめ始めた。


桜や夕日の写真。
風景ものが多い気がする。



「あ...これ。」


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