夢幻-ゆめまぼろし-
「これが、どうかした?」



「すごくいいですね。
綺麗。」




私はその写真を
持ち上げた。


綺麗な夕日の写真。


桜の木のシルエットが
たまらなく
心に染みる。


なんだか、
懐かしい気がする。




「君、入部希望だっけ?」



「あ、はい。
そうです。」



「入部を許可します。」




「ありがとうございます!」





ちょっと待ってて
と言われて
私はソファーに座って
待つことになった。



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