ヤンキー君はトキメキ製造機
「もういい探せ探せ」
あちこちに転がるお酒の空き缶
「ジュンジュ呑みすぎ!!ヤケになっちゃだめだよ!!ほらおーきーて!!」
ついに花率いる女子軍は寝室へと前進する
「東条」
「なにジュンっ・・・・・」
・・・・・・・・・・・・え?
唇から伝わるお酒の匂い
手首は引っ張られたまま身動きが取れない
これって・・・・!!
「やめて!!」
ドンッ
勢いよく両手でジュンジュを突き飛ばした
「なんで・・・」
やだ。涙が出てきた
「・・・わりぃ、つい俺」
自分の唇を触りながら慌てるジュンジュ
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
頭がぐちゃぐちゃだよ
「ちょっ…と待ってごめんパニックで…私…私」
「あーもう本当なにやってるんだよ俺…」