同棲同名



小さな私はそんな幸せな日々がずっと続くと思っていたのに・・・・



“みやくん”と出会ってから半年が過ぎたある日、いきなり君は公園に来なくなった。



私はみやくんが心配で何日も待ち続けたのに、美哉くんはこない。


「みやくん・・・」



それから私は毎日あの公園に来ては泣いていた。


“みやくん”のいない毎日は寂しくて、つまらなくて。



だから私はみやくんのことを考えるのをやめたんだ。


時がたつにつれ、私はみやくんを考えなくなった。


今考えれば、その時の私はみやくんを好きだったんだと思う。



でなければ、みやくんが来なくて泣いたり、みやくんのことばかり考えたりしないだろう。





< 5 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop