同棲同名
小さな私はそんな幸せな日々がずっと続くと思っていたのに・・・・
“みやくん”と出会ってから半年が過ぎたある日、いきなり君は公園に来なくなった。
私はみやくんが心配で何日も待ち続けたのに、美哉くんはこない。
「みやくん・・・」
それから私は毎日あの公園に来ては泣いていた。
“みやくん”のいない毎日は寂しくて、つまらなくて。
だから私はみやくんのことを考えるのをやめたんだ。
時がたつにつれ、私はみやくんを考えなくなった。
今考えれば、その時の私はみやくんを好きだったんだと思う。
でなければ、みやくんが来なくて泣いたり、みやくんのことばかり考えたりしないだろう。