私の秘メゴト (仮)
僕の家がある場所に入った。
『これは、凄い。』
入った瞬間の感想だった。
このマンションは所謂高級マンションと言われるやつだろう。
僕はそのマンションの一階のロビーにいる。
どうしていいか分からずキョロキョロしていると、
「千歳様ですね」
と後ろから声がかかって振り向くとスーツを着た男性が立っていた。
『そうですけど、貴方は…?』
なんで名前を知ってるんだ?
「ああ申し遅れました。私、このマンションを管理している久遠という者です。」
『あ、そうですか。これからお世話になります』
ペコッと礼をする。
「いえいえこちらこそ。
では、こちらに来て下さい。暗証番号の登録、あと、カードキーをお渡ししますので。」
そう言って案内する久遠さん。
『分かりました。』
その後ろに着いていく。