私の秘メゴト (仮)




僕の住む家は3階にあるらしい。

まあ最上階、といきたいところだが色々と問題が生じるからね。それにエレベーターで最上階まで行くのに時間かかるから僕はこっちの方が良い。僕の場合、待ってる間寝ちゃいそうだしね。



「――暗証番号は忘れない様にしてくださいね。はいカードキーです。」


『思ったんですけど、なんでカードなんですか?鍵とかは…』


「このマンションの創設者がハイテクにしたいと…」


ああ、聞いた僕が馬鹿だったよ。



「それでは、私はこれで失礼します。」



綺麗な礼をして久遠さんは奥へ消えていった。


僕はエレベーターへと歩いた。


階段は…めんどくさい。








< 25 / 37 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop