私の秘メゴト (仮)
僕の住む家は3階にあるらしい。
まあ最上階、といきたいところだが色々と問題が生じるからね。それにエレベーターで最上階まで行くのに時間かかるから僕はこっちの方が良い。僕の場合、待ってる間寝ちゃいそうだしね。
「――暗証番号は忘れない様にしてくださいね。はいカードキーです。」
『思ったんですけど、なんでカードなんですか?鍵とかは…』
「このマンションの創設者がハイテクにしたいと…」
ああ、聞いた僕が馬鹿だったよ。
「それでは、私はこれで失礼します。」
綺麗な礼をして久遠さんは奥へ消えていった。
僕はエレベーターへと歩いた。
階段は…めんどくさい。