私の秘メゴト (仮)
クローゼットの中には既に服が掛けてあった。
広めのクローゼットの中にある衣服を確認してすぐにそこを閉じた。
『よし見た、次行こ。』
他の部屋を見るため寝室を後にし、次の部屋次の部屋…と部屋を見て回り、自室らしい部屋を見つけた。
開けて見たら中には僕の私物がガラス張りの棚にあり、その棚をライトアップしていた。
キラキラと光に反射し輝く宝石がそこにある。
これは全部僕があっちで盗ってきた物で…
あ そう言えば教えてなかったね。
僕は怪盗なんですよ。
でも僕は只の宝石泥棒ではないんだ。
僕本人から言わせてみれば只調べる程度に借りるだけ。
盗ってきたモノはキレイなままでちゃんと返すんだよ。
そう。ただ、借りるだけ。
なのに、なんとまあ結構有名人になってしまってた、ね。
何て呼ばれてたっけな……
確か、だ…だー……ダスト…?
いや違うな。これじゃホコリ。
だー……
あ!!ダーク!!そうそうダークだ!