私の秘メゴト (仮)
―――――――――…
ここは、ある外国の街。
「ねぇミオ~。ミオに良い所が有るんだけどねー?私的にはとっても良いとこなんだけど~。」
『いい所、ねえ?大して興味がわかないなー。それに何でいい街?』
ここに住んでるから別にいらないじゃん。それから、
母さんに勧められるものに良いことがあった記憶がない。
「あなたが欲しいモノがそこには沢山あるからよ。」
『!!ホントに!?』
僕は欲しいモノがあるという言葉に食い付いた。
「ええ。」
にっこりと笑顔が返ってきた。
『でも…ここでの仕事も終わってないのに……それに、これ以上…。』
そう言うと僕は俯いた。
迷惑、掛けられない。
でも母さんは笑って、
「大丈夫よっミオは私の心配より自分の事を考えればいいの。」