私の秘メゴト (仮)



「ミオ?今行かなかったら次はもう無いかもしれないのよ?」

『……いいよ、もう。』

どうせ意味ないんだからさ、あんな物探したって。


母さんは首を捻って、




パチィンッ


「私、思いついちゃった♪」

手を合わせて言った。


イ、ヤ~~な予感。

てか聞きなよ!!

いいって言ってるじゃんか!





「ミオには、そこに住んでもらいます!」




……………………。



『は、ぁああ!?なんで!?』


「だってミオちゃん、あそこの良さ知らないでしょ?だ・か・ら♪」


『ちゃんっ!?初めて親に言われたね!!って違くて!ちゃんとかキモい!・・じゃなくて!何故なんで、どうしてそうなるんだ!!』
この人、人の話ちゃんと聞いてた!?






「何1人で騒いでるの。さ、ほら早く支度して明日には出れるようにしてね~」

勝手に話進んでるし!!


ていうか、どんだけ急なんだ。



「ほらほら、止まってる暇なんかないわよ♪」

ルンルンな母。それに対し、脱力しきった僕。






今、心の底から声を大にして叫びたい。いや、叫ぶ。


『さっ最悪だーーっ!!』



住むなんて嫌だ!!

めんどくさいっ!!







っはぁああ゙ーー





< 5 / 37 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop