私の秘メゴト (仮)
「ミオ?今行かなかったら次はもう無いかもしれないのよ?」
『……いいよ、もう。』
どうせ意味ないんだからさ、あんな物探したって。
母さんは首を捻って、
パチィンッ
「私、思いついちゃった♪」
手を合わせて言った。
イ、ヤ~~な予感。
てか聞きなよ!!
いいって言ってるじゃんか!
「ミオには、そこに住んでもらいます!」
……………………。
『は、ぁああ!?なんで!?』
「だってミオちゃん、あそこの良さ知らないでしょ?だ・か・ら♪」
『ちゃんっ!?初めて親に言われたね!!って違くて!ちゃんとかキモい!・・じゃなくて!何故なんで、どうしてそうなるんだ!!』
この人、人の話ちゃんと聞いてた!?
「何1人で騒いでるの。さ、ほら早く支度して明日には出れるようにしてね~」
勝手に話進んでるし!!
ていうか、どんだけ急なんだ。
「ほらほら、止まってる暇なんかないわよ♪」
ルンルンな母。それに対し、脱力しきった僕。
今、心の底から声を大にして叫びたい。いや、叫ぶ。
『さっ最悪だーーっ!!』
住むなんて嫌だ!!
めんどくさいっ!!
っはぁああ゙ーー