キャラメル ヴァンパイア


ザワザワと新入生が集まり始めていた


『これが、が、学校・・・』

ポカーんと口があいていく・・・

「小春ちゃんと光星みるの初めてだっけ」

まるでアメリカの大学みたいに大きい・・・

「小春。一人で式場まで行ける?ついていこうか?」

クスクスと笑いながら涼兄は小さい子供を扱うように言う


もぅ涼兄に甘えないもんっ・・・

『だ、大丈夫・・・だょ・・・』

うぅっ語尾自信なさすぎ・・・


「へぇ小春が俺に頼んないなんてびっくり」
涼兄はすこしびっくりしたのか大きい目をパチクリとさせた

え、あたしってそんなに頼ってたかな・・・

『ってことで大丈夫だから!!』

無理矢理笑顔を作り涼兄の背中を軽く押す

「小春がそぅ言うなら先行ってんな」

すると涼兄は私にさっとちかずき耳元で、

「小春が俺に頼ってくんないて寂しいじゃんっ」

またクスクスと笑いながら私の頭をポンと叩き、人混みの中に消えてった


く、くすぐったいんですケド・・・

でもなんか涼兄のおかげで緊張とけたかもっ




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