キャラメル ヴァンパイア


誰・・・?
フワリと私の頭をハンカチで抑えている美男・・・


『えっとすいません・・・』

ツンツンの髪の毛、綺麗にワックスで立たせて、
耳の横にはピンがたくさん交差しながら髪を止めている

カッコいぃー・・・


「大丈夫?」

キリッとした目と合う

『ふぁっはぃいっ』

ツンツンの髪の美男はそっと私の頭を触る

ふぇっ・・・
私の胸が跳ねる

「僕たちにはその香りはキツイかな」
そっと美男が言った

『えっ?』

「早く保健室に行った方がいい」

にかっと爽やかな笑顔を見せるとツンツンの美男はどこか行ってしまった・・・


私は言われた通りにそそくさと保健室へ向かった
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