キャラメル ヴァンパイア
ガラッ・・・
ゆっくり保健室が開く
『失礼しますー・・・』
まさかこんなにも早く再会するだなんて
「あれ小春?どした?」
にやり
と、私を出向いたのは白衣を着た涼兄
『こ、転んだぁ』
瞳がうるるとしてしまう
涼兄の顔を見てなぜかホッとしちゃう
「おいで」
涼兄は優しく言って私の手を引く
涼兄は若いのに光生学院の卒業生でもあり、光生学院の保健医
「あれ?」
涼兄は私の頭を見ながら言う
ん・・・?
『お兄ちゃん・・・?』
「こんなハンカチ家にあったっけ?」
真っ白いハンカチ
ツンツン美男が貸してくれたやつだっ・・・
『えっと、なんかツンツン髪の毛のカッコイイ人が貸してくれたの』
「ツンツン髪・・・って田島かな」
田島さんって言うんだぁー・・・
「田島はたぶん小春の一つ年上かな」
ふぇっ?!ひ、一つ上だったんだ・・・私の先輩・・・
「小春、にやけてる」
『ふぁっえっ』