キャラメル ヴァンパイア


涼兄が私の顔をにゅーとっ伸ばす

「いふぁいよぅ」

『にやにやするからいけないのー』

涼兄がいつもの意地悪顔で言う


ガラッ

噂をすればってやつ?
保健室のドアが開き・・・

「さっきのあの子いー・・・」
言いかけたのはさっきのツンツン髪の美男、田島先輩。

「いた」

私を見つけ、爽やかに笑う
やっぱりカッコイイなぁ

そう思った瞬間。

あぅうっつ
いふぁいです涼兄。


涼兄の私の顔を引っ張る強さが一瞬増した


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