『白雪姫♀♂王子様』
「白雪・・・」
「ごめんなさい。
もう会えません・・・
会いたくありません」
紳吾が悪いんじゃない。
私が悪い。
けど、もう・・・男の人と関わりたくない。
初恋もどーだっていい。
恋なんてこんな簡単に弾けちゃうんだ・・・。
「白雪姫?」
私は記憶が飛んだ。
「あなたは・・・違う。
私はあなたに白雪姫なんて言ってない。
私も王子様とも言ってない・・・。」
私は、雨の降るロンドンを走った。
私と同じように、ロンドンが泣いていた。