『白雪姫♀♂王子様』




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「久しぶりの日本か・・・」



私がソラを見ると、雨が落ちてきた。



「私って・・・雨女?」



私はタクシー乗り場へ行くと、黒のタクシーに乗り込んだ。



「お嬢さん。行き先は?」



「・・・・。
東京で一番でかいお屋敷に」



そう告げると、タクシーの運転手に伝わったようで、了解了解と言っていた。



「皇堂の家に何か用なのか?」


「いいえ。その辺に用があるんです」




私は作り笑顔でそう言った。



これから、自由な恋を探すために・・・。




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