『白雪姫♀♂王子様』
「雪夜が?」
ってことは・・・白雪も?
「陵斗さま、失礼ですが、白雪さまはロンドンからお帰りになってないのでは?」
黒木は俺の心の中を呼んだ。
俺は心の中で舌打ちすると、スーツを出した。
「あと何分後だ?」
「46分25秒後です」
そこまで・・・細かく無くていいから。
「あぁ、分かった。」
「失礼します」
黒木との入れ違いで、パーティードレスを見に包んだ椿が入ってきた。
「椿・・・?
どうした?珍しいな」
「陵斗・・・。私。今日から皇堂の人間だよ。そうじゃなくて・・・・いいの?陵斗・・・白雪のこと。もう分かってるんでしょう?」
【陵斗Side終】