『白雪姫♀♂王子様』
・・・。
私は口を大きく開けた。
「嘘。だ。嘘。だ。」
「白雪?」
「お、おめでとう!!
幸せにねッ!椿・・・頼んだ!
って姉妹かよッ!」
私は雪夜を置いて、パーティー会場へと入って行った。
椿とは両想いだったんだ・・・・。
実らなかったのは、私だけ。
「くっ・・・帰りたい・・・帰りたい・・・」
でも足が帰ろうとしない。
動こうとしない。
私は開き直って、皿を取り、ケーキを片っ端から取っていった。
「食ってやる。
もうワケワカンナイから、食ってやる」