『白雪姫♀♂王子様』



抱きついてきたのは、お母さん。


私を馬鹿にしたように笑っているのは、お父さん。




「な、何で・・・?」


「これ以上、二人をイジメるのは可哀想だなって」



私はワケが分からず、お父さんを見る。



「知ってるか?結衣って以外に腹黒いんだ」


「・・・・えっ?」




私は、傍まで来ている陵斗を見た。


「つまり、白雪。
俺達はまだ婚約者なんだ」


(仮)だけど。と陵斗は付け足す。





「どういうこと?」



「亜季たちは、白雪のお母さんとお父さんに雇われたんだよ」





< 143 / 161 >

この作品をシェア

pagetop