『白雪姫♀♂王子様』


お母さん…?よく分かんないよ…。

何が起こってるのか、全然理解できないよ!


「白雪は、私達みたいな恋愛をしたい。そうよね?」


私は力強く頷いた。


「ある日結衣が言ったんだ。私達は特殊だって。だから、白雪に普通じゃない状況を作ったんだ。」

お父さんはそう言うと、手を二回ほど叩いた。


「あっ………」


パーティー会場には、亜季と紳吾。そして光美さんもいた。


「えっ!?なんで?」


「白雪。俺はあの誘拐事件の後、お前がロンドンに行ったって聞いた。お前がロンドンに行った理由は……婚約者がいるから。と聞かされた」


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