『白雪姫♀♂王子様』




~おまけ~



「返事は?」


「うん。うん。
よろしくお願いします!」




私は頭を下げ、陵斗にニコリと笑った。



「光芽さん・・・白雪のお父さんがいつまでも若い理由が分かった。気がする・・・・」



「えっ!?何?何?」



私は瞳を輝かせて、陵斗に聞いた。


陵斗はニヤリと笑って、私の唇を塞いだ。



「んっ・・・・っ・・・りょ・・・うと・・・」



「毎日、毎日、結衣さんを求めてるからだ」



私は肩をビクッとさせた。



「俺も、白雪を求めて、自分の欲望を叶えてたら・・・いつまでも、若々しくいられるのかな・・・」


「えっ・・・ちょっと・・・」


ジリジリと近づいてくる陵斗。



「長期の実験な」




いきなり狼に変身した陵斗。


お母さんの血筋は受け取ったみたいです。




永遠の恋を手に入れ、狼くんから一生逃げられないと・・・。



【本当にお終い】





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