『白雪姫♀♂王子様』



――ギクッ




「お、おはよう。
陵斗・・・」



「うちのシェフの味は
皇堂家の令嬢様の口に
合いましたか?」




イヤミな奴。



「合いましたよ。
ここのシェフが欲しいくらい」



「へぇ~。
皇堂家のシェフのは不味いんだ」




勝ち誇ったように笑う陵斗



「美味しいわよ!
ここに負けないくらいね!
お世辞を言ってあげただけよ!」



「馬鹿じゃないのか。
こんだけで
お嬢様気取りかよ」




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