『白雪姫♀♂王子様』



「オマエ・・・」



「あんたには関係ない。
それとも・・・
潰されたいの?
皇堂家に」




私は陵斗を睨んだ。




「皇堂!?」



モトお嬢様が涙を流しながら


口に手を当てていた。




「口は慎む事をオススメしますわ。
豊野香奈(とよのかな)さん」



「は・・・ッ・・・
く・・・ッ」



悔しそうに睨むお嬢様に


私は勝ち誇ったように・・・


さっきの陵斗のように


笑った。



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