『白雪姫♀♂王子様』
私は深く
お辞儀をした。
二人の元お嬢様は
私にすがるような目をしていた。
「大道寺グループで
なんとかなればな・・・」
「陵斗何言ってるの?
潰されたいの?
本当に・・・・」
「だがやりすぎだぞ!!」
「初恋の人が
どうなってもいいの?」
「すぐ見つかるのか?」
「皇堂を馬鹿にしないでください」
私は陵斗の言葉を思い出した。
『心に決めた人がいる。
名も分からない一人の少女。
俺は大道寺を継いで
そいつと一生を共にする』