『白雪姫♀♂王子様』
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それは、一ヶ月経った頃。
「親しくしていた女の子はいない?」
調べあげられた資料には、雪夜が親しくしていた、女の子の写真しか入っていなかった。
「確かに、こちらの英才教育スクールでは、何処かのお嬢様もいらっしゃいました。が、雪夜さまとは違い。陵斗さまはお坊ちゃまだけのクラスで、お嬢様とは一度も顔を合わせてはおりません・・・。」
「じゃ、パーティーは?」
「万が一を考えて調べました。今まで、イヤ、英才教育が終わるまで、大道寺家は数多くのパーティーに出席しておりますが・・・。
陵斗さまは、英才教育が終了した3月の終わりにやっと、パーティーデビューをなされてます。」
じゃあ・・・彼の初恋の人は、ドコで出会ったの?
隠れて??偶然にも・・・出会ったとか・・・?
「しかし、驚きました。
白雪さまも、一週間だけですが、歌のレッスンを受けておりました」
・・・・えっ!?
「しかし、記録を見る限り、陵斗さまとは出会っていない。という確立のほうが高いです」