『白雪姫♀♂王子様』
「雪姫・・・さん」
同じだ・・・。
私と同じだと思った。
「一緒だ」
「白雪さま?雪姫ですよ?」
執事の言葉に苦笑いする。
そうじゃないの・・・と。
「城川雪姫と言ったでしょう?
同じなのよ。
私だったら、彼女を・・・
白雪姫・・・と言うわ」
執事はワケが分からないという顔をしている。
でも、分かって貰えなくていい。
・・・・彼女だ。
何故かそう思った。
「至急。
城川雪姫について調べてください」
陵斗。
私はあなたの初恋の人を見つけた。